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イベントマーケティング

展示会ノベルティに予算を使いすぎていませんか? 商談に繋がる「引き留めアイテム」の選び方

展示会のノベルティ選びで、こんな経験はありませんか?

「目立つグッズを用意したのに、肝心の商談が増えなかった」「ブースに来てくれたのにそのまま素通りされた」

実は、多くの企業がノベルティの目的を間違えています。

本記事では、集客よりも「会話のきっかけ」と「情報置き去り防止」に焦点を当て、商談につながるノベルティの設計方法を解説します。

「目立つノベルティ=集客効果あり」という誤解

ノベルティ予算の多くが「消耗品」に消えている

展示会の出展コストを振り返ってみてください。

ブース装飾、人件費、交通・宿泊費……それに加えて「ノベルティ代」として数十万円を投じているケースは珍しくありません。

ところがそのほとんどは、来場者がその場で受け取って終わり。

持ち帰った後に再び御社のことを思い出してもらえているでしょうか?

「とにかく目立つもの」「高単価なもの」「珍しいもの」を選ぶ発想は、来場者の足を止めることには貢献しても、その先の商談につながるロジックが欠けています。

ノベルティは「もらってうれしいもの」である前に「御社を思い出させるもの」でなければならないのです。

展示会ノベルティに求められる本当の役割

ノベルティには、大きく3つの役割があります。

役割 説明
① 足を止める(集客) ブースに引き込むきっかけ。
いわゆる「目立つグッズ」はここに効く。
② 会話をつくる(接点) 渡す瞬間に自然な会話が生まれ、担当者の顔と商品が記憶に残る。
③ 情報を持ち帰らせる(商談化) 帰社後に見返してもらえ、問い合わせや商談へのきっかけになる。
多くの企業が①にしか投資していません。

しかし展示会の本来の目的は「商談の創出」です。

②と③を意識したノベルティ設計こそが、投資対効果を高める近道です。

商談に繋がる「引き留めアイテム」の設計思想

「会話のきっかけ」を設計する

ノベルティを渡す瞬間は、セールストークの入口です。

「これ、ちょっと面白いんですよ」と言えるアイテムであれば、自然に商品紹介へと会話が続きます。

逆に、何も語れないノベルティは渡したその瞬間で役割が終わってしまいます。

    会話を生みやすいアイテムの特徴
  • 自社サービスや業界課題と関連性がある(例:物流系企業なら「荷物タグ型メモ帳」など)
  • 渡す側がひと言添えやすい(「実はこれ、○○な理由で作ったんですよ」)
  • 来場者が思わず「なんでこれを?」と聞き返したくなる意外性がある

「情報置き去り防止」を設計する

展示会後、来場者は数十社のブースで名刺や資料を受け取ります。

そのなかで御社の情報が埋もれてしまったら、どんなに良い商談のきっかけがあっても無駄になります。

「帰社後にも手元に残り続けるもの」がノベルティに求められる第二の機能です。

    「情報が残る」アイテムの条件
  • デスクや手元に置き続けてもらえる実用性(ポストイット、ミニカレンダー、ペンなど)
  • QRコードや問い合わせ先が自然な形で印刷されている
  • 捨てにくい・捨てづらいと感じさせる品質感やデザイン


「帰ったあとに捨てられるノベルティ」に予算をかけても、ROIは上がりません。

手元に残り、見返すたびに御社を想起させるアイテムこそが「引き留めアイテム」です。

ノベルティ予算の正しい配分の考え方

「全員に配る」より「刺さる人に渡す」発想へ

500個のノベルティを全来場者に配るより、ターゲット層(例:決裁権のある来場者、自社サービスに課題感を持ちそうな業種)に絞って質の高いアイテムを渡す方が、商談化率は格段に上がります。

以下のように「量産品」と「厳選品」を使い分けるだけで、ノベルティの費用対効果は大きく変わります。

区分 対象 アイテム例
量産品(全員用) 通りすがりの来場者全般 ポケットティッシュ、飴、ミニメモ帳など
厳選品(接点あり) 会話が生まれた・名刺交換した層 ブランドノート、QRコード入り実用品など

ノベルティ単品ではなく「セット設計」で考える

「ノベルティ+リーフレット+フォローメール」を一体で設計すると、商談化率は飛躍的に上がります。

たとえばノベルティにQRコードを印刷し、そこから展示会特設LP(ランディングページ)へ誘導。

そのアクセス者に対して翌週フォローメールを送る——という仕掛けを作れば、ノベルティは「商談創出ツール」へと進化します。

展示会ノベルティの「よくある失敗」チェックリスト

以下に当てはまるものが多い場合、ノベルティ戦略の見直しが必要です。

  • ノベルティ選びの基準が「目立つかどうか」だけになっている
  • 来場者全員に同じアイテムを配っている
  • ノベルティに会社名・連絡先・QRコードが入っていない
  • 展示会終了後のフォロー施策と連動していない
  • 毎年同じノベルティを惰性で発注している
  • ノベルティ予算の費用対効果を検証したことがない


これらの課題は、展示会の設計全体を見直すことで解決できます。

ノベルティはあくまでも「展示会マーケティング」の一部。

全体戦略の中に位置づけることが重要です。

まとめ|ノベルティ設計を「商談創出」の視点で見直す

展示会ノベルティに求められる役割は、「集客」から「商談化」へとシフトしています。

目立つことだけを目的にしたノベルティは、予算の浪費につながりかねません。

商談に繋がるノベルティ設計の3つのポイントをおさらいします。

  • 「会話のきっかけ」になるか? ——渡す瞬間にトークが生まれる設計を
  • 「情報が手元に残る」か? ——帰社後も見返してもらえる実用性と導線を
  • 「フォロー施策と連動している」か? ——展示会全体の商談創出フローの一部として設計を


ノベルティ単体ではなく、招待状・当日オペレーション・フォローアップまで一気通貫で設計することで、展示会の投資対効果は大きく変わります。

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